北海道医療大学|PROJECT AI

オリジナルAIを活用して
学びあう
データサイエンス

北海道医療大学では、学生同士がオリジナルAIを活用して学びあう
先進的なデータサイエンス教育を通じて、AIと協働してチーム医療を実践できる、
新世代の医療人を育成します。
北海道医療大学では、
学生同士がオリジナルAIを活用して学びあう
先進的なデータサイエンス教育を通じて、
AIと協働してチーム医療を実践できる、
新世代の医療人を育成します。

「Society 5.0」という言葉、聞いたことはありますか? 私たち人間は、豊かさを実現するために挑戦を繰り返し、わずか数万年のうちに狩猟社会(Society 1.0)から農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、そして情報社会(Society 4.0)へと歩みを進めてきました。そしていま、Society 5.0と呼ばれる超スマート社会が始まろうとしています。

Societyの進化
ソサエティ=社会

Society

1.0

狩猟社会

Society

2.0

農耕社会

Society

3.0

工業社会

Society

4.0

情報社会

Society

5.0

超スマート社会

Society 5.0では、現実空間から得られた膨大なデータ(ビッグデータ)を人工知能(AI)が解析し、新たな価値として私たちにフィードバックします。たとえば、クルマの自動運転はそのわかりやすい実例といえるでしょう。このようにビッグデータやAIなどを活用し、私たちの暮らしやビジネスなどの多様な課題解決をめざすのが「データサイエンス」。これからの医療を担うあらゆる人材にとって必須の学びであり、本学では令和2年度から全国の医療系大学に先駆けてデータサイエンス教育を導入しました。

データサイエンスが生み出すSociety 5.0

現実空間(フィジカル空間)

さまざまなセンサーから
環境情報、機器の作動情報、人体の情報など、
多種多様なデータを取得

ビッグデータ
新たな価値

仮想空間(サイバー空間)

AIがデータを解析し、
高付加価値な情報、提案、機器への指示などを生成

医療・福祉分野では
こんなことが実現しはじめています

医療・福祉分野では
こんなことが
実現しはじめています

新薬開発の期間を短縮


候補となる化合物のデータ

Input

膨大な組み合わせから
適した化合物を検索

Output

従来の半分以下の期間で
新薬が誕生

関連学部

薬学部

病気の早期発見と
治療の最適化


電子カルテのデータなど

Input

多様な患者データから
数値の類似性などを分析

Output

がんなどの早期発見や
各人に適した治療につなげる

関連学部

全学部

さまざまな目的で
ロボットを活用


生理計測データ、環境情報など

Input

ロボットを制御する
ためにデータを分析

Output

コミュニケーションや介助、
リハビリなどをロボットが支援

関連学部

看護福祉学部

心理科学部

リハビリテーション科学部

医師の画像診断を
サポート


大量の医用画像データ

Input

画像処理を行い
病変を検出・解析

Output

読影精度の向上や
読影時間の削減などが実現

関連学部

歯学部

看護福祉学部

医療技術学部

ウェアラブルデバイスを
活用した遠隔医療


患者が自宅で医療データを計測

Input

デバイスから送信された
各種データを分析

Output

診察・診療などに
多様なかたちで活用される

関連学部

全学部

データサイエンスの基本、
「データリテラシー」とは?

これまで見てきたとおり、ビッグデータやAIなどを活用するデータサイエンスは、Society 5.0の医療・福祉に欠かせない技術。その基本となるのが「データリテラシー」です。「リテラシー」とは本来、文章を読み書きする力のこと。データを適切に扱って活用できるデータリテラシーは、Society 5.0を生きる医療人にとって欠かせないスキルなのです。

データ活用の一般的なプロセス

要求

目標設定を行い、必要なデータについて検討する

収集

必要なデータを入手し、使いやすいように整備し、保管する

分析

目的に合わせてデータを加工し、多様な手法で分析する

洞察

データを分析した結果を洞察し、予測や推論を立てる

伝達

予測や推論を資料にまとめ、意思決定者などに伝える

さあ、データサイエンスを学ぼう!

本学は

数理・データサイエンス・AI教育プログラム
リテラシーレベル プラス

の選定校です。

本学は

数理・データサイエンス
・AI教育プログラム
リテラシーレベル プラス

の選定校です。

文部科学省「数理・データサイエンス・AI教育プログラム(リテラシーレベル)」では、関連する知識・技術を体系的に教育できる大学などを認定(令和3年度は78校)。本学の教育は、なかでも先導的で独自の工夫・特色があると認められ、「リテラシーレベル プラス」に選定されました。全国11校のうち道内は2校(もう1校は北海道大学)、医療系大学では国内唯一です。

令和4年度からは全学でプログラムの構成科目を必修化。
基礎から多様な学びを展開します。

令和4年度からは全学で
プログラムの構成科目を必修化。
基礎から多様な学びを展開します。

ノートの中身をAIが解析

Society 5.0やAIに関するホームページや動画を教材とし、社会で起きている変化や最新技術について学びます。クラス全員のノートをAIに学習させ、どのようなワードが使われているのかを解析するなど、身近なAI活用も体験します。

データを使って課題を解決

データには、調査データや実験データ、人の行動ログデータなど、多様な種類・形態があることを学びます。そのうえで、データを活用した課題解決の基本的手順を、実際の統計データを用いたグループワークによって身につけます。

医療人とAI のリアルな関係

ヘルスケアの現場で活用されているAIの事例を調べ、レポートにまとめます。また、データ活用における倫理的な問題、情報搾取や情報漏洩によるセキュリティ事故の事例などを通じて、医療人としてのデータリテラシーについて考察します。

プログラミングの基本も

習熟度や専門性に応じた選択科目も用意。プログラミング言語「python(パイソン)」を用いて、機械学習や自然言語処理の仕組みを学びます。教育用ロボットを使ってプログラミングの基本を身につける授業(心理科学部)も人気です。

AIと協働する医療福祉分野の未来を見据え、
AIを活用した学修環境を用意しています。

AIと協働する
医療福祉分野の未来を見据え、
AIを活用した学修環境を 用意しています。

[オンラインアプリケーションによる学びあい]

オンライングループワーク

複数の学生が同時に書き込めるオンラインドキュメントを活用。リアルタイムで更新される他者の意見を手がかりにすることでわかりやすさが向上し、理解を深めあう協働学修を進めることができます。

同僚間アンケート

定められたテーマに沿って学生同士がアンケート調査を実施。身近な存在から得られる生きたデータを通して、質問のつくり方や、データのばらつき、誤差の扱いなどをリアルに体感することができます。

[本学オリジナルAIを活用した学修支援]

AI e-ポートフォリオ

授業で学んだ内容やグループディスカッションの結果をフィードバックし、それらの学修記録から将来像を予測。習熟度に合わせ、一人ひとりに最適化された学修計画の作成をサポートする心強い味方です。

AI e-履修管理シート

本プログラムのテキストや教材の全学共通化を図り、すべての履修者の状況を一括管理。学生からの質問などをAIで解析し、優先度が高いものを抽出。個々の学びを共有し、全体のレベルを高めます。