社会福祉士や精神保健福祉士、
介護福祉士など専門職として働きたい
新たなビジネスや
NPOなどの活動を通して、地域を変えたい
スポーツの経験を社会貢献に生かしたい
公務員や地域密着型の企業で
地域を支えたい
人との関わり方や、
援助活動について学びたい
「思いやり」や「おもてなしの心」など、
ホスピタリティを学びたい
相手の気持ちに立って行動する力を
身につけたい
地元に戻って働きたい、地元に貢献したい
今、社会が求めているのは、福祉のプロとしてのケアサービスだけでなく、地域をつなぎ、地域をより良くするためのマネジメント力。福祉マネジメント学科では、地域のリーダーとして地域社会に貢献できる人材を養成します。また、福祉関連の資格をもちながら、地域医療、スポーツ、メンタルヘルス、企業・経営のマネジメントなどの専門性も兼ね備えた、新しい時代のヒューマンケア・リーダーの育成をめざします。
福祉マネジメント学科
<全コース>社会福祉士
<ソーシャル・マネジメントコース>
<スポーツ・マネジメントコース>スクールソーシャルワーカー※
<メンタルヘルス・マネジメントコース>精神保健福祉士
<ケア・マネジメントコース>介護福祉士
<スポーツ・マネジメントコース>初級障がい者スポーツ指導員
<全コース>高等学校教諭1種免許(公民)
<全コース>高等学校教諭1種免許(福祉)
<ソーシャル・マネジメントコース>特別支援学校教諭1種免許
(知的障害者、肢体不自由者、病弱者)※
※スクールソーシャルワーカーと特別支援学校教諭1種免許はどちらか選択となります。
より良い地域社会のためにチームを牽引し、新たな仕組みづくりを実践する福祉の専門家を育てる福祉マネジメント学科。
4つのコースに分かれ、専門性を学びます。
個人をとりまく地域社会や社会制度など、社会的な構造は複雑化しています。個人と社会を一体的に支援する人材を養成するのがソーシャル・マネジメントコース。どの社会福祉分野でも通用するジェネリックな知識・技術を修得します。
活躍の場
- 病院
- 社会福祉施設
- 教員
- 公務員
- 一般企業 など
子どもからお年寄りまで様々な生活のニーズ(より豊かな生活を実現するために必要なこと、もの)をサポートするソーシャルワーカーが実際にどのような活動をしているのかを学びます。ソーシャルワーク入門では施設見学や2日間の実習、そして幅広い分野から実際に現場で働いている講師を招いてソーシャルワーク実践のイメージを深めます。
いつの時代も、どんな場所でも、心の問題や課題は起こります。メンタルヘルス・マネジメントコースでは、メンタルヘルス課題への対応に加えて、産業保健分野における予防的な活動にも貢献できる知識・技術などをもつ人材を育成します。
活躍の場
- 病院
- 社会福祉施設
- 公務員
- 一般企業 など
人間のこころの健康と社会、こころの発達について学び、精神障害をもつ人々についての理解とともに地域生活支援の基本的考え方や態度について理解を深めます。
障がい者や高齢の方など、さまざまな対象者のケアに必要な知識・技術などを修得。さらに、地域社会が求めるケアワークのための、チームマネジメントや実践・人材に関する運営・管理を担うリーダーを育成します。
活躍の場
- 病院
- 社会福祉施設
- 高齢者施設
- 公務員
- 一般企業 など
利用者の尊厳と自立(律)した生活を支える観点から、必要な知識と技術を学びます。特に生活関連動作のもととなる「移動・移乗」の知識と技術を修得します。
さまざまな人が一緒に楽しめるアダプテッド・スポーツの考え方をもとに、初級障がい者スポーツ指導員に加え、地域住民の健康増進のため、コーチングやマネジメント、マーケティング等に精通するリーダーを養成します。
活躍の場
- 病院
- 社会福祉施設
- スポーツ施設
- 公務員
- 一般企業 など
アダプテッド・スポーツとは何か、また、その考え方を理解します。障がいや障がい者スポーツ、安全管理等に関する基礎的な知識や障がい者に対応するための基本的な技術、地域に住む障がい者を運動やスポーツへと導くための基礎力を身につけます。
1年次 多職種連携入門
多職種連携の理念と方法、その具体的実践について理解するため、全学部学科の学生が共に学びます。福祉の分野では、本学卒業生から、地域の福祉現場における多職種連携の実際や可能性について学びます。また、他分野の専門教員から、薬学・歯学・看護学・心理学・リハビリテーション学・臨床検査学を学ぶことで、生活全体を支援する地域のリーダーとなるための基礎を養います。
2年次 福祉と当事者のリアル
地域社会で生きる、さまざまな課題を抱えた当事者や福祉の実践者を招き、講話やディスカッションを実施します。子どもの貧困支援や大人の発達障害、認知症、ギャンブル依存症などの支援者や当事者からの講話やディスカッションを通じ、「誰のために、何のために」これからを学び、働いていくのかを考えていきます。
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Ex.
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■コロッケを知らないこども
■認知症になることは不幸なのか
■普通の人になるための人生はやめた
■Fairに生きられる社会をつくる
■もう一回、人生をやり直しましょう
■「地域共生社会」とじぶん
3年次 地域共生社会演習
地域に足を運び、ニーズを把握するための調査演習や事業構想をしていくための演習を実施します。
本学卒業生であり、社会福祉法人ゆうゆうの理事長から、自分たちが暮らす社会やこれからの未来について体験的、創造的に学ぶ本学独自の科目です。実践的な思考や社会資源の活用など、事業を運営するうえで必要な手法をグループワークやフィールドワークを交えて学んでいきます。
フィールドワークでリアルな声を聞く。
地域社会へ飛び出し、当事者や実践者へのヒアリングなど調査を行います。地域の課題、活用できる社会資源、そして、そこで暮らす方々のニーズを把握。調査結果をもとに事業構想を考えます。
北海道胆振東部地震で被災したむかわ町で、町民の方々の個人宅を訪問。当事者の立場に寄り添ったアプローチを学びます。
財政破綻の起きた夕張市で多彩な福祉事業を展開する、一般社団法人らぷらすへ。職員へのヒアリングなどを通して、仕事のやりがいを実感できます。
3年次 マネジメント論・マーケティング論
4コース制となり新たに開講される科目です。1年次の多職種連携入門などの科目で得た知識や経験をより実践的な力にしていくために、経営学の専門家を講師に招き、地域の課題解決に必要な視点やリーダーシップを学びます。
4年次 プロジェクト演習
調査・研究を基に、それぞれのテーマに沿ったプロジェクトを進めながら福祉の理解を深めます。3年次後期から4年次にかけて履修する必須科目です。少人数によるゼミナール形式で、それぞれ専門的な内容をテーマに学びを深めていきます。
【2021年度事例】
テーマ
「子ども×まちづくり」
当別町地域福祉計画の策定に関わるヒアリング調査の一環として、子どもプレイハウス(学童)の子どもたちに話を聞きに行きました。その内容をもとに、子どもの声がまちづくりに届くような計画を考えます。
テーマ
「コミュニティ・Lab~地域の苦労を考える」
札幌市内のカフェを拠点に地域の困りごとに耳を傾け、そこに住む人たちと実験をしながら住みやすいまち、豊かな暮らしを考えます。
【課外活動事例】
授業以外にも様々な課外活動を積極的に行う学生が多いことも福祉マネジメント学科の特長です。
地域の方とともにつくる
『こども食堂』を立ち上げ
当別町の大成寺で月1回開催している『こども食堂』の運営に、立ち上げから関わっています。地域の学校給食調理員経験者を中心に食事を作り、教員経験者が無料塾として勉強を教え、私たち学生が子どもたちと遊びます。学生と遊ぶのを楽しみに来てくれる子も多いです。
活動の最後にスタッフでふりかえりを行うのですが、大人のボランティアの方の「人数を多く集めることよりも、子ども一人ひとりと深く関わる場にしたい」という一言にハッとするなど、気づくことが多いです。体に障がいがあるなど、事情を抱えた子どもも来てくれていますが、そのような子を特別視するのではなく、一人ひとりと向き合い支える関わりを目指しています。
(ソーシャル・マネジメントコース履修学生)
学生ボランティアが
地域イベントの企画・運営を担当
学内サークル「学生ボランティアネットワーク」の代表を務めています。学生ボランティアの窓口の役割を担っていますが、中でも大きなイベントが当別町社会福祉協議会主催の福祉まつりです。学生が自分たちでイベントの企画を行い、サークルのメンバーがステージ発表や飲食ブースなど、部門に分かれてそれぞれの催しを考え当日の運営も行います。また、障がい者に大学の授業を体験してもらうオープンカレッジにも学生が関わっています。
ボランティアでは講義で学ぶ以上のことが学べますし、サークルの先輩・後輩や仲間とのつながりも、かけがえのないものです。
(メンタルヘルス・マネジメントコース履修学生)
公務員試験につながる科目のほか、当別町でのフィールドワークなど課題解決型学習を導入。試験対策はもちろんのこと、地域の課題発見や解決策を提示できる力を養い、地域全体をマネジメントできる行政職員の育成をめざしています。また、外部講師による公務員ガイダンスなど、行政機関への進路に特化したキャリア支援も実施します。
デジタル活用
北海道医療大学では、教育支援システムなどを独自に開発することで、学部独自の教育に柔軟に対応したICT活用を行っています。2020年度にはコロナ禍でも効果的な学習が継続できるよう全学で遠隔授業を実施。また、2021年度入学生からはPC必携化も開始し、教育のデジタル化推進を図っています。
実習やボランティア活動が豊富
病院や福祉施設はもちろん、本学科の卒業生が理事長を務める「社会福祉法人ゆうゆう」で“生きた福祉”を学ぶことが可能です。福祉は児童から高齢者、障がいを持つ人、生活困窮者など関わる対象が幅広く多様であるため、支援方法を検討する過程の中で状況を正しく把握する力や整理する力が身につきます。また、これらを実際の現場で1年次から体験することで、“福祉”に対するイメージが広がり、将来の目標が明確になっていきます。
スポーツに関わる
スポーツを軸に障がい者や高齢者、地域住民の健康増進に貢献できる人材を育成するスポーツ・マネジメントコース。スポーツ未経験の人でも活躍できますが、中学、高校時代に部活やサークルでスポーツに取り組んでいた人にとっては、その経験を強みとして生かすことができる分野です。
手厚い支援
学習面のサポートを目的とした「看護福祉学教育支援室」を設置。学習方法の個別相談や国家試験対策の支援などを行います。また、3年次後期から所属する少人数制のゼミでは、専門性を深めるだけではなく卒業論文から就職指導まで行います。