- お知らせ
- 2025/07/22
【開催報告】病院ではたらく福祉のしごと体験講座
2025年7月20日(日)、看護福祉学部福祉マネジメント学科主催「病院ではたらく福祉のしごと体験講座」を、北海道医療大学病院で開催しました。(一般社団法人北海道医療ソーシャルワーカー協会、福祉マネジメント学科同窓会後援)
プログラムの冒頭では、在学生と教員が病気と後遺症に抱える祖父、唯一の同居者である孫の高校生に扮して、医療ソーシャルワーカー(MSW)との関わりを実演しました。介護を優先すると大学進学が危ぶまれる、受験勉強に集中すると大好きな祖父の自宅生活に不安が残るという設定は、学生による創作事例です。誰もが悩むであろう課題について、参加者のMSW模擬体験、(教員・学生が扮する医師や薬剤師、看護師、理学療法士、歯科衛生士から情報収集するチーム医療体験を通して考える機会となりました。
ほとんどが初対面の参加者でしたが、冒頭でのアイスブレイクで、一気に笑顔が生まれ、福祉の学生・MSWとのかかわりを通して、参加者の想いが言葉になっていく経験に感激する声も聴かれました。参加者は、孫を思う患者の想い、祖父を思う高校生の想いから、「いのち」を支えるには、気持ちと暮らしを支えることの必要性を実感していました。さらに在学生、MSWの姿から、「自分自身」と人との「関係づくり」の技術で気持ちに寄り添い、気持ちと関係者をつなぐ相談援助のスペシャリストであり、幸せづくりを応援するMSWの魅力を存分に感じ、有意義な1日となったようです。
本講座は、福祉マネジメント学科の在学生が中心となって企画し、大学病院のMSWのほか、現役のMSW(福祉マネジメント学科OB・OG)も一緒に運営しています。今年の参加者の笑顔が、未来の地域社会を創り、患者さんご家族の笑顔につながるかもしれない。そんな可能性を感じた一日でもありました。
次回は10月13日(月・祝)に北広島市での開催を予定しています。


