北海道医療大学

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2024/09/26

【開催報告】病院ではたらく相談のしごと体験講座in室蘭

 9月21日(土)に2024年度2回目の「病院ではたらく福祉のしごと体験講座」を社会医療法人 母恋 日鋼記念病院の協力のもと、看護福祉学部福祉マネジメント学科主催(後援:一般社団法人北海道医療ソーシャルワーカー協会、福祉マネジメント学科同窓会)で、室蘭にて開催しました。本講座は、福祉マネジメント学科の在学生が中心となり、社会医療法人 母恋 日鋼記念病院のMSWと一緒に運営した企画です。
 今回の内容は、思いがけない妊娠「妊娠5か月」と分かったばかりのとまどう妊婦に「医療ソーシャルワーカー(MSW)」が寄り添うというもので、MSWは、とまどいの向こう側にある「産みたい」想いと、「不安」をキャッチし、助産師、市町村保健師、児童相談所、社会福祉協議会などを、次々に妊婦のサポーターにしていきます。この様子を参加者と一緒に、ロールプレイと動画で確認し、在学生からの疑問に現場のMSWが答える形式で開催しました。
 初対面同士の参加者と在学生スタッフが、冒頭でのアイスブレイクで、一気に和気あいあいとなりました。学生が演じる妊婦とパートナーは、現職のMSWとのやり取りを通じて、いつしか演技から本気で想いを引き出されていく様子を感じられ、あたたかい笑顔と真剣なまなざしが交錯し、会場はどんどん熱気を帯びていきました。胎児からお年寄り、遺族までをも対象にする「幸せづくりの専門家」であるMSWが大切にしている価値と、参加者や在学生の視点が重なり合い、「いのちの重さとMSW支援の可能性」を感じることのできる体験講座となりました。
 「いのち」の重さと社会に起きている課題に向き合いたいと考える在学生・MSW・教員の願いが、参加者の笑顔を産み出し、参加者の笑顔が、学生のエネルギーになる。そんな現場との協働による探究学習的な学びの機会の可能性を感じた一日でもありました。
 ご参加いただいた中学生・高校生そして保護者の皆さん、ご協力いただいた日鋼記念病院の皆さん、
 ありがとうございました。

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