北海道医療大学

北海道医療大学
受験生応援サイト

お知らせ
2025/10/23

【開催報告】病院ではたらく福祉のしごと体験講座in北広島市

10月13日(月・祝)に2025年度2回目の「病院ではたらく福祉のしごと体験講座」を社会福祉法人 北ひろしま福祉会・社会医療法人 母恋 日鋼記念病院・北海道医療大学病院の協力のもと、看護福祉学部福祉マネジメント学科主催(後援:一般社団法人北海道医療ソーシャルワーカー協会、福祉マネジメント学科同窓会)で、北広島市にて開催しました。本講座は、福祉マネジメント学科の在学生が中心となり、社会医療法人 母恋 日鋼記念病院のMSWと一緒に運営した企画です。
 今回の内容は、思いがけない妊娠「妊娠5か月」と分かったばかりのとまどう妊婦に「医療ソーシャルワーカー(MSW)」が寄り添うというもので、MSWは、とまどいの向こう側にある「産みたい」想いと、「不安」をキャッチし、助産師、市町村保健師、児童相談所、社会福祉協議会などを、次々に妊婦のサポーターにしていきます。この様子を参加者と一緒に、ロールプレイと動画で確認し、在学生からの疑問に現場のMSWが答える形式で開催しました。
 初対面同士の参加者と在学生スタッフが、冒頭でのアイスブレイクで、一気に和気あいあいとなりました。学生が演じる妊婦とパートナーは、現職のMSWとのやり取りを通じて、いつしか演技から本気で想いを引き出されていく様子を感じられ、あたたかい笑顔と真剣なまなざしが交錯し、会場はどんどん熱気を帯びていきました。参加者からは、「言葉にできない思いがあります」「妊婦の気持ちを想像したけど、正直わからなかった」と理解しようとする姿勢の重要性を適切に表現する感想もありました。

さらに、妊娠・出産にかかわる気持ちと暮らしの課題について、参加者全員で共有し、母子を支え、さらに母子を支えるネットワークを創るMSWの価値と役割について意見交換を行うことで、「いのち」の重さと社会に起きている課題に向き合いたいと考える学生・MSW・教員の願いが、参加者の笑顔を産み出し、参加者の笑顔が、学生のエネルギーになる。「いのちの重さとMSW支援の可能性」を感じることのできる現場との協働による探究学習的な体験講座となりました。ご参加いただいた中学生・高校生そして保護者の皆さん、ご協力いただいた運営スタッフの皆さん、ありがとうございました。

TOP