看護学科
病気や障がいがあっても、もしも人生の終焉が近くに迫っているとしても、最期まで自分らしく、生ききりたい。その願いを叶えるため、その人の3つのLIFE(命・生活・人生)を大事にした看護について、皆さんと一緒に考えてみたいと思います。いくつかの事例を紹介しながら、在宅看護の魅力についてお伝えしたいと思います。
准教授
川添 恵理子かわぞえ えりこ
病気を抱えながら生きる人の一番近くにいる医療者である看護師は、その人に寄り添い、その人の生活を支えることが大切です。一言で、「人に寄り添い、生活を支える」と言っても、簡単なことではありませんし、周りからは見えにくいものでもあります。そのような看護を実践するために私たち看護師は、どのような力を持つことが求められているのでしょうか。一緒に考えることで少しでも看護の魅力を感じてもらうことができればと思います。
唐津 ふさからつ ふさ
日本は2人に1人が一生のうちに一度はがんになるという時代に突入し、2006年にがん対策基本法が制定されました。それを受け、各自治体においては医療・保険・福祉の分野が連携し、がんの予防、がん治療の研究とともに、「がんになっても安心して暮らせる社会」を目指した取り組みがなされてきています。しかし、一般社会におけるがん=死のイメージは根強く、がんを経験した人が偏見や気兼ねを感じる出来事がしばしば起きています。将来、皆さんや身近な人が病気になっても自分らしく生き続けられる社会にするために、それぞれが今できることは何か、共に考えてみましょう。
熊谷 歌織くまがい かおり
看護師は、専門職(プロフェッショナル)として人の命を預かるという責任があると同時に、対象者の人生にかかわり生活を支えるという醍醐味のある仕事です。専門職として生涯自己研鑽し続け、人として成長し続けることができる、とてもやりがいのある仕事であると言えます。看護師としての臨床現場での経験を織り交ぜながら、看護師という仕事の魅力についてお伝えしたいと思います。また、医療の高度化・多様化に伴い、看護師の活躍の場が広がってきている現状についてもご紹介します。その上で、「働く」ことについて一緒に考えてみたいと思います。
福井 純子ふくい すみこ
全学教育推進センター
アフリカには54の国があり、約12億の人々が生活していますが、その多くの地域が、貧困や病気、紛争や難民など多くの問題を抱えています。21世紀になりMDGsやSDGsの取組みにより大きな改善がみられますが、世界との格差はまだまだ大きいのが現状です。そうした中、アフリカへの援助のあり方を問い直す議論が起きています。先進国が行ってきたトップダウン的な援助が失敗をくり返してきたことに対する批判と反省から、地域の当事者を主体にしたボトムアップ型の援助の方法が広がりつつあります。遠い国の誰かを援助するとはどういうことなのか? どういう援助をすべきなのか? アフリカの事例を題材にして国際援助についてみなさんと一緒に考えてみましょう。
教授
花渕 馨也はなぶち けいや
集合時間
1年生(4年生)
2年生(5年生)
3年生(6年生)
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合計