歯学科
歯科医師は虫歯の治療で、削る→つめる、被せるというイメージから「歯大工」と言われることも一昔前はありました。その世界は毛髪一本分よりも小さな精度が求められる世界です。その精度の実現のために、大工のような「職人技」に加えて、皆さんが習っている「物理学」「化学」「生物学」を応用するサイエンティストな一面もあります。また歯科医師は患者さんへのカウンセリング技術も求められる、文系の面もあります。苦労してなった歯科医師の年収は職業別では6位(医師で2位)と比較的高いわりに、超過勤務時間が職業別で12番目に少ない(医師は64位)というバランスの取れた職業です(H30厚労省調べ)。パートタイムもあり女性のライフイベントにも対応しやすい職業とも言えます。本講義では、歯科医師のなり方と職業イメージがわかるような機会としたいと思います。
准教授
門 貴司かど たかし
看護学科
生命の誕生に関わる助産師の資格を持つ教員から、妊娠・出産と新生児の生理について講義をします。新生児が健康に育つためには、親となる皆さんの健康がとても大切です。早い段階から正しい知識を得て健康的な生活を送ることで、将来の健やかな妊娠・出産につながります。妊娠前から妊娠中に食べたものや飲んだもの、行動の一部は胎児に影響することがあります。講義を通じて皆さんご自身の健康、そして命について関心を向けていただければと思います。
教授
常田 美和つねた みわ
ナースのお仕事は何?と問われたとき、みなさんは何を思い浮かべるでしょう。おそらく、なじみ深いのは、注射をしたり、血圧を測ったり、時には患者さんやご家族の話を聴くというナースの姿ではないかと思います。ところで、このようなナースの役割には「わざ」が潜んでいることをご存じでしたか?この「わざ」は、看護技術と言われ、看護の質を決める重要な要素になります。技術というからには、そこには何かを作り出す、つまり何らかの生産性があるはずですが、看護技術はいったい何を作り出すのでしょうか。例えば、血圧測定をナースが行う場合と医師が行う場合とでは、作り出されるものに違いがあるのでしょうか。看護技術によって作り出されるもの、そのために必要になるものをお話しながら、みなさんと一緒に今一度ナースのお仕事について考えてみたいと思います。
明野 伸次あけの しんじ
皆さんは、ナース・プラクティショナー(NP)という看護師について、聞いたことがありますか? 世界各国には、処方権(お薬を処方する資格)を持つ看護師がおり、多くの地域医療を支えています。NPは、看護師のキャリアアップ・コースの一つで、大学院の修士課程を修了しなければ得られない資格です。高度な知識とスキルをもつNPは、医学的評価と生活の質、両方の観点を統合し、患者に必要な医療を判断してタイムリーに提供します。残念ながら、日本ではまだ処方権は医師のみが持つ権限となっており、国家資格として海外のNPと同等の権限を持つ看護師は誕生していませんが、その準備は着々と進んでいます。北海道医療大学では、国の制度化に先駆け、NPの養成コースを大学院に開設しています。この講義では、将来看護師を目指す方に、ぜひ、看護師の未来像を知って頂きたいと思います。
講師
石角 鈴華いしずみ れいか
福祉マネジメント学科
当事者研究という精神保健福祉分野の新しいパラダイムについて解説します。当事者研究にはいろいろな可能性が含まれていますが、ソーシャルワークの教育に必要な自分を観察するということのための道具として活かせることや今の時代に求められる対話をする力も養えること、またこの実践をつづけることにり、お互いに対し寛容になり、今世界で起こっている人間の闘争を減少させる糸口にもなるのではないかというお話をしたいと思います。
奥田 かおりおくだ かおり
臨床検査学科
まずは臨床検査技師という職業について、具体的に何をする職種なのかをお伝えします。臨床検査技師のイメージをつかんで貰った上で、その職業に就くためにはどんな勉強が必要なのか、つまり大学に入ってからどんな科目を学ぶのかを実際のカリキュラムを例示して説明します。 さらに大学を卒業した後のことや、高校生の皆さん一人ひとりが目指す将来像の描き方について、考えていく切っ掛けを共有したいと思います。
江本 美穂えもと みほ
集合時間
1年生(4年生)
2年生(5年生)
3年生(6年生)
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合計