まったく予備知識のない方や キーワード選びに迷った方はこちらから。 各学科の特徴的な講義をピックアップ。
薬学科
薬剤師の仕事で最初に思い浮かぶのは「薬を準備して患者さんへ渡すこと」と誰もが答えると思います。薬剤師の仕事はそれだけではありません。薬を準備する前にはまず処方せんをチェックします。年齢や病気の具合など患者さん個々に適した量であるか、副作用はでていないかなども確認します。このように目に見えないところで色々な仕事をしています。また市販されていないような薬を作ったり、新薬の情報を医師や看護師に提供する仕事もあります。さらに地域での保健衛生に関わる仕事、たとえば学校薬剤師の仕事などもそのひとつです。この講義では、実際の薬剤師の仕事を紹介して薬学部ではどのような勉強をしなければならないかを解説します。
教授
遠藤 泰えんどう とおる
歯学科
歯科医師は虫歯の治療で、削る→つめる、被せるというイメージから「歯大工」と言われることも一昔前はありました。その世界は毛髪一本分よりも小さな精度が求められる世界です。その精度の実現のために、大工のような「職人技」に加えて、皆さんが習っている「物理学」「化学」「生物学」を応用するサイエンティストな一面もあります。また歯科医師は患者さんへのカウンセリング技術も求められる、文系の面もあります。苦労してなった歯科医師の年収は職業別では6位(医師で2位)と比較的高いわりに、超過勤務時間が職業別で12番目に少ない(医師は64位)というバランスの取れた職業です(H30厚労省調べ)。パートタイムもあり女性のライフイベントにも対応しやすい職業とも言えます。本講義では、歯科医師のなり方と職業イメージがわかるような機会としたいと思います。
准教授
門 貴司かど たかし
看護学科
ナースのお仕事は何?と問われたとき、みなさんは何を思い浮かべるでしょう。おそらく、なじみ深いのは、注射をしたり、血圧を測ったり、時にはベッドサイドに座って患者さんやご家族の話を聴くというナースの姿ではないかと思います。ところで、このようなナースの役割には、看護を実践するための「わざ」が潜んでいることをご存じでしたか?この「わざ」は、看護技術と言われ、実践される看護の質を決める重要な要素になります。技術というからには、そこには何かを作り出す、つまり何らかの生産性があるはずですが、看護技術はいったい何を作り出すのでしょうか。例えば、血圧測定をナースが行う場合と医師が行う場合とでは、作り出されるものに違いがあるのでしょうか。看護技術によって作り出されるもの、そのために必要になるものをお話しながら、みなさんと一緒に今一度ナースのお仕事について考えてみたいと思います。
明野 伸次あけの しんじ
福祉マネジメント学科
大学では、おもに教職課程の授業を担当しています。「教育学」と「教育福祉」が専門分野です。次の内容の授業ができますので、是非、活用してください。 ○点字、スロープなどのバリアフリー、福祉はなぜ社会に必要なのかを、実際にさまざまな道具等を使いながら「(バリア」と「フリー」の体験)、わかりやすく学べます。 ○「福」「祉」の意味を、福祉という仕事の内容、大学で学ぶ福祉の内容を踏まえまがら、わかりやすく学べます。 ○特別支援学校・高校の教員の仕事内容や魅力を、免許の取得方法を含めて、わかりやすく学べます。「福祉」について、広く考えます。福祉を学んだ人は、様々な仕事に就いています。福祉施設のみではなく、教員、法務教官、法律事務所、病院、住宅メーカーなどにも。その福祉を学ぶ、仕事の魅力をみなさんにお伝えしたいと思います。
白石 淳しらいし じゅん
理学療法学科
皆さん、リハビリテーションと聞いて何を想像しますか?訓練とか運動を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、リハビリテーションとは、もっと大きな概念です。簡単に言うと「再び、その人らしく生活していくための取り組みの全て」ということになります。次に、理学療法士と聞いてどんなイメージを待ちますか?病院で、ケガをした人や病気になった方々の筋力や体力といった運動機能や、立ったり歩いたりといった日常生活での運動能力を高める仕事を思い浮かべがちですが、仕事の範囲は様々です。病院での勤務をする人以外にも、筋力や柔軟性を高めるためのメカニズムや脳の機能を研究する人、企業やプロスポーツ選手と契約してアスリートの支援をする人、高齢者や障がいをお持ちの人々のための施設に勤務する人、訪問リハビリを行う人、市町村の役所に勤務する人...。時代の変化とともに、理学療法士の活躍の場はどんどん変化し拡がってきています。対象となる方も、子供から大人、そして高齢者に至るまで様々です。本講義では、理学療法士の仕事や実際の現場でのお話を皆さんにお伝えしたいと思います。
全講師
作業療法学科
新型コロナウイルスの感染防止のために、外出や人との接触などさまざまな行動が制限されるようになりました。その時に感じる気持ちは、病気や障害を抱えてしまっている人に生じている、不自由さやバリヤにさいなまれている心境に近いと推察されます。 作業療法の世界では、日常生活や家事、仕事、余暇活動などにまつわることすべてを「作業」といいます。人間は作業的存在であり、その人らしく生きることの中心には、その人に特有な価値や意味を持つ作業があると考えられています。行為・行動が制限され、大切な作業が思うようにできないことは、無力感につながり、大きなストレスを伴うことから、健康状態の悪化につながることがよく知られています。改善のためのキーポイントは、意味や価値のある作業が遂行できた実感が、内面に生じる「自信」となっていくことです。
鎌田 樹寛かまだ たつひろ
言語聴覚療法学科
言語聴覚士は、「話す、聞く、表現する、食べる」障害に対するリハビリテーションを行う専門職です。これら障害の原因、さらに、障害をもつ方々の年代は子どもから高齢者まで様々です。そのため、活躍の場は、病院以外に保健施設、福祉施設や教育機関など多種多様です。また、超高齢化や医療の高度化といった社会背景をもとに、言語聴覚士のニーズはますます高まっています。 本講義では、仕事内容や実際の現場など、言語聴覚士について詳しくお話します。 ※講師は言語聴覚療法学科の教員から手配します。
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全学教育推進センター
保健・医療・福祉(・教育)における多職種連携は、専門職連携、専門職協働などとも呼ばれます。また、チーム医療・チーム学校なども多職種連携の一つです。文字通り専門家(プロフェッショナル)が連携・協働して、保健・医療・福祉(・教育)における課題に取り組むことです。多職種連携は、現代社会における人類の健康・幸福の実現のためには欠かすことができません。必要とされるに至った背景には、少子高齢化、職業の専門化、科学の進歩、個人の価値観の現代社会のありさまが密接に関連しています。これらの背景を説明しながら、「多職種連携とは何か?」について概説します。
安部博史あべ ひろし
私たちの体は、夜になると眠くなる、体温は朝に低く夕方に高いなど、時刻によって変化しています。この変化を司る体内時計とは何か、生活のリズムと健康、そして病気との関連についてお話しします。また、大学で行われている基礎医学や生命科学の分野の研究について、体内時計研究の例を紹介してお話しします。
講師
西出 真也にしで しんや
集合時間
1年生(4年生)
2年生(5年生)
3年生(6年生)
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合計