まったく予備知識のない方や キーワード選びに迷った方はこちらから。 各学科の特徴的な講義をピックアップ。
薬学科
植物たちは各々が他とは異なる成分をその生体内で作り出しています。たとえば、ニンジンと言えば-カロテン、コーヒーと言えばカフェインを思い浮かべる方もいることでしょう。これらの植物固有の成分は二次代謝産物と呼ばれる有機化合物です。実際に医療の現場で使用されている医薬品の中にも、植物が作り出す有機化合物が含まれていることをご存知でしょうか。植物が人類の生活や健康に如何に貢献しているか、植物たちの作り出す有機化合物についてお話しします。
講師
金 尚永きん さんよん
歯学科
歯科医師は虫歯の治療で、削る→つめる、被せるというイメージから「歯大工」と言われることも一昔前はありました。その世界は毛髪一本分よりも小さな精度が求められる世界です。その精度の実現のために、大工のような「職人技」に加えて、皆さんが習っている「物理学」「化学」「生物学」を応用するサイエンティストな一面もあります。また歯科医師は患者さんへのカウンセリング技術も求められる、文系の面もあります。苦労してなった歯科医師の年収は職業別では6位(医師で2位)と比較的高いわりに、超過勤務時間が職業別で12番目に少ない(医師は64位)というバランスの取れた職業です(H30厚労省調べ)。パートタイムもあり女性のライフイベントにも対応しやすい職業とも言えます。本講義では、歯科医師のなり方と職業イメージがわかるような機会としたいと思います。
准教授
門 貴司かど たかし
看護学科
皆さんは「看護師」にどのようなイメージをもっていますか?働く場所はどこでしょうか?仕事の内容はどのようなものでしょうか?看護師の普段のお仕事の様子はテレビドラマやニュースなどで目にする機会もあると思います。あまり見せない・語られない看護師のお仕事のひとつとして、制度やシステムを創造することについてお話しします。看護の力でどのように社会を変えてきたのか、これからも変えていけるのかを一緒に考えていけたらと思います。
教授
桑原 ゆみくわばら ゆみ
福祉マネジメント学科
学校はみなさんが長い間かかわりを持つ場所です。その学校に福祉の専門職であるソーシャルワーカーがいることをご存知ですか。学校のことや家庭のこと、友達のことや将来のことなど、この時期だからこその悩みや問題について、ソーシャルワーカーは「子どものいちばん」を大切にして、一緒に解決していきます。スクールカウンセラーとは違うの?どんなことを相談できるの?どんな方法で解決するの?など、体験を交えながら、学校での役割について考えていきましょう。
福間 麻紀ふくま まき
臨床心理学科
公認心理師は「心理的な問題、心の健康、心理社会的な困難、心理的リハビリテーション」に関わる専門職です。2017年に日本初の心理職の国家資格として誕生したもので、聞きなじみのある表現としては“カウンセラー”ですが、先に述べたさまざまな問題について、その原因を理解し、心理的支援や治療を提供することを仕事とします。支援の対象となる年齢層は幅広く、子どもから高齢者までで病院等の医療領域だけでなく、教育・産業・福祉・司法といった多岐にわたる領域で活躍しています。社会の超高齢化やストレス社会の拡大に伴い、公認心理師の需要は増加し、今後の活躍が期待されるとともに、社会的ニーズが高まっている職種です。 本講義では、仕事内容や実際の現場など、公認心理師について詳しくお話します。 ※講師は臨床心理学科の教員から手配します。
お申込後に調整
理学療法学科
栄養や運動はどちらも健康を保つには重要です。栄養学によるアプローチで病気の治療の効果を高められると考えられ、多くの医療機関で医師や看護師、薬剤師や理学療法士など病院内の多職種が栄養サポートチーム(NST)を組織しています。リハビリテーション分野でも、適度な運動にその人の状態に合った食事や栄養素を組み合わせると、より運動の効果が高まることを明らかにする研究が進んでいます。特に、栄養が不足するとサルコペニアと呼ばれる筋肉がやせ衰える病態への対策が理学療法士への新たな課題となっています。 この講義では、栄養と運動の知識もとに、運動中の正しい水分補給や、運動トレーニングの効果を高める栄養補給方法など、高校生のみなさんにも応用可能な健康なカラダづくりについてお伝えしたいと思います。
澤田 篤史さわだ あつし
作業療法学科
ヒトが人であるために必ず持っている器官、「脳」はその形や機能も含めて人によって実に様々です。作業療法ではこうした脳が障害された時に生じる注意障害や記憶障害など、様々な困難さがある患者さんに対してリハビリテーションを行うことが多くあります。一方でこうしたリハビリテーションの効果を裏付けるために、様々な脳機能(認知機能)に関する研究が日夜行われており、外見をパッと見ただけではわからない脳という複雑な器官の解明が進んでいます。これらの知見は、もちろん病院などに入院している患者さんへのリハビリテーションに応用できるものですが、同時に健常な脳の中、学校や普段の生活の中で起こっている現象についても多くの示唆を与えます。そして、それらの知見の中には「より『賢く』お勉強をするためにはどうしたらよいか?」のヒントも隠されているかもしれません。 高次脳機能、神経心理の領域に携わる作業療法士の観点から、皆さんの身の回り…特に「お勉強」と脳の関係性について、現在知られているトピックスを取り上げつつ、皆さんの日常生活とリハビリテーションの理解を繋ぐお手伝いをさせて頂きます。
桜庭 聡さくらば さとし
言語聴覚療法学科
言語聴覚士は、「話す、聞く、食べる」障害に対するリハビリテーションを行う専門職です。障害をもつ方々の年代は子どもから高齢者まで幅が広く、またそれぞれの障害の原因も様々です。そのため、活躍の場は、病院以外に保健施設、福祉施設や教育機関など多種多様です。また、超高齢化や医療の高度化といった社会背景をもとに、言語聴覚士のニーズはますます高まっています。 本講義では、仕事内容や実際の現場など、言語聴覚士について詳しくお話します。 ※講師は言語聴覚療法学科の教員から手配します。
お申込み後に調整
臨床検査学科
「将来、人工知能(AI)に仕事を奪われるのではないか?」。そう考えたことは、ありませんか? 医療においてのAIの導入や、電子化技術(デジタルトランスフォーメーション:DX)は急速に進化しています。機械学習・・・ディープラーニング・・・聞いたことはあるがよくわかっていない事を理解することで「ヒトにしかできない事、AIが得意な事」がわかるはずです。これからの医療人に求められる「+α」を学ぶために、医療分野で活用されるAI技術について講義します。
髙橋 祐司たかはし ゆうじ
全学教育推進センター
私たちの体は、夜になると眠くなる、体温は朝に低く夕方に高いなど、時刻によって変化しています。この変化を司る体内時計とは何か、生活のリズムと健康、そして病気との関連についてお話しします。また、大学で行われている基礎医学や生命科学の分野の研究について、体内時計研究の例を紹介してお話しします。
西出 真也にしで しんや
集合時間
1年生(4年生)
2年生(5年生)
3年生(6年生)
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合計