診断や早期発見を担う臨床検査
臨床検査学科では、病気の診断や治療に不可欠な検体検査と生理機能検査を学びます。医療現場に近い設備で実習を行い、知識と技術を磨きながら、検査を通して命と向き合う専門職をめざします。
医療技術学部臨床検査学科 紹介動画
目指す資格
臨床検査技術師
臨床検査技師は、血液検査や心電図、超音波検査などを通じて患者の状態を把握し、医師の診断や治療を支える専門職です。病院や健診施設などで活躍し、科学的根拠に基づく判断力と高い技術が求められます。
- 合格率(2025年卒)
-
100 %
(全国平均:94%)
- 取得率(2023〜2025年)
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99.4 %
学びのポイント
POINT.01 現場に近い学修環境
学内にはエコーや自動分析装置など現場同等の設備を備え、質量分析機やバーチャルスライドシステムも導入しています。3年次には道内外の病院で臨地実習を行い、段階的な学びを通して実践力を養い、医療現場で活躍できる人材を育成します。
POINT.02 多彩なキャリアビジョン
4年間の学び
医療人に必要な教養や倫理観などを身につけ、グループワークで多職種連携を学びます。臨床検査に必要な基礎知識も固めます。また、担任制により、担当教員が学修支援や生活相談、メンタルケアにも応じ、一人ひとりの学びを手厚く支援。入学後の学修への不安を徹底サポートします。
多職種連携入門
学部学科の違う学生とグループワークを行う医療系総合大学ならではの科目。多職種連携の重要性を学生時代に知る貴重な体験です。
リメディアル教育
高校時代の学習内容を中心とした入学時テストを行い、学生一人ひとりの苦手科目を把握。個々のレベルに応じた、階層別のリメディアル教育を実施します。リメディアル教育では、大学での専門的な学びにスムーズに対応できるよう、生物・物理・化学やPCスキルなど、高校時代に履修しなかった科目や苦手科目に対して、フォローする科目を多数開講しています。
臨床検査技師になるための専門的な基礎と臨床科目を学びます。臨床検査を実践的に学ぶ学内実習もスタートします。
遺伝子検査学
現代医療では疾患の診断や治療方針の選択に遺伝子や染色体の情報は必要不可欠。臨床検査学領域においても遺伝子・染色体検査の役割がこれまで以上に重要となっています。本講義ではPCR検査などの遺伝子・染色体検査の基礎を学びます。
臨床検査学総論実習
多くの病気を見つける臨床検査の入口となるのが検体検査。尿、血液などの検体採取の知識と検査技術を学びます。
ゲノム医療など、これからの医療を視野に入れた最新の知識と技術も学べる学内実習や、医療機関などでの長期の臨床実習が本格化します。
総合臨床検査技術演習
臨床実習がスタートする前に、これまでに学んだ臨床検査の基本的な知識と検査技術を理解し身につけます。また、医療現場で必要な患者や医療スタッフとのコミュニケーションを学び、臨床検査技師としての総合的な能力の向上を図ります。
臨床実習
札幌市内をはじめ、チーム医療や地域医療をリードする病院で、臨床検査技師の指導を受けながら総合的な臨床能力を身につけます。実習前には知識と技術が評価される技能習得到達度評価が実施されるため、自信を持って実習に臨むことができます。
卒業研究や国家試験合格への準備が本格化。研究活動に主体的に取り組み、医療人としての素養を身につけます。
総合臨床検査学演習Ⅱ・Ⅲ
講義や演習で得た知識と技術、臨床実習の経験をもとに、臨床検査技師としての応用力を習得。IIIでは国家試験対策を中心に学習します。
臨床検査研究セミナー
臨床検査学に関する幅広い分野からひとつを選択し、研究室に所属。研究活動に主体的に取り組み、医療人としてのさらに広い視野と深い考察力を身につけます。
研究の実践、データの分析と解釈、成果のまとめと発表まで、個別に指導を受けることができ、研究活動だけでなく、学会発表や業務報告など、卒業後のさまざまな場面で活かせるスキルを習得できます。
研究内容の一例
遺伝子検査の方法や標準物質の開発に関する研究
遺伝子・染色体分析科学を担当する教員のもと、検査方法を一からつくりあげることで、文献調査や科学論文の理解、測定系の評価など、実際の臨床検査の場でも役立つ知識や技術を得られ、より深く遺伝子検査を理解することができます。
活性酸素と白血病の関連に関する研究
血液検査学、医療分子機能科学を専門とする教員が担当。活性酸素と白血病の関連に関する研究や、北海道に自生する機能性植物エゾウコギの効用に対する基礎的検討を行います。血液検査学のスペシャリストをめざす道も開けます。
環境や食品から、感染症の原因となる微生物を調査
寄生虫学、微生物学などを専門とする教員、感染生物学を研究する教員が担当。身近な環境や食品から感染症の原因となる微生物を検出し、それらの性質を調査。検体収集、分離培養、PCR解析や抗菌薬耐性能の確認試験を行い、未知の課題解決のためのアプローチを体験します。
臨床検査学科の臨地実習
臨床検査管理学I・II
本学附属病院や実際の血液センターを見学することで、各医療職の業務内容および多職種間での関係を学び、医療人の心構えを学修します。また、臨床検査技師をめざすモチベーションを高めます。
技能修得到達度評価(OSCE)
臨地実習の前には、自信を持って実習に臨めるよう必要な知識や検査技術、患者さんや医療スタッフとのコミュニケーションについて確認する「技能修得到達度評価(OSCE)」を実施します。
臨地実習 [ 9週間 ]
3年次後期に札幌市内、道内、道外の実習施設で臨地実習を実施します。臨床検査技師の指導を受けながら、総合的な臨床能力を身につけます。
充実の学外実習
全道各地の医療機関で、体系的な臨床実習が行われます。
1年次には本学の附属病院での見学実習を通して、医療人の心構えを学びます。2年次には大学病院や血液センターなどの実際の検査室を見学。臨床検査技師をめざすモチベーションを高めます。3年次には札幌市内の総合病院を中心に、本学の附属病院、道内各地の実習施設で臨床実習を実施。必要な技能・態度を備えていることを確認する「技能修得到達度評価」を導入するなど、体系的な実習教育を行います。
- <主な実習先>
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□ 北海道医療大学病院 □ 北海道大学病院 □ 札幌医科大学附属病院 □ 市立札幌病院 □ 北海道がんセンター □ 札幌徳洲会病院 □ 手稲渓仁会病院 □ NTT東日本札幌病院 □ 札幌厚生病院 □ 札幌東徳州会病院 □ 旭川医科大学病院 □ 市立旭川病院 □ 苫小牧市立病院 □ 北海道立羽幌病院 □ 広域紋別病院 □ 江別市立病院 □ 王子総合病院 □ 帯広厚生病院 □ 釧路労災病院 □ 滝川市立病院 □ 北見赤十字病院 □ 市立函館病院 □ 小樽市立病院 □ 岩見沢市立総合病院 □ 町立中標津病院 □ 岩手医科大学附属病院 □ 岩手県立中央病院 など
多様な資格と、広がる活躍の場
保健・医療・福祉の幅広い専門性と豊かな人間性を備え、さまざまな分野で活躍できる専門職を養成。食品関連の任用資格や受験資格も、関連科目を選択することで取得できます。卒業後は、医療機関はもちろん、製薬・試薬メーカー、治験分野、食品業界などへの就職、さらには大学院へ進学して教育・研究者をめざすなど多彩な可能性が広がっています。
食品に関連する任用資格や受験資格の取得も可能です。
食品衛生管理者
乳製品・食肉製品・添加物などを製造・加工する施設ごとに、有資格者の配置が義務づけられています。
食品衛生監視員
国の検疫所や地方自治体の保健所などで勤務し、食の安全に関するさまざまな検査・調査を行います。
健康食品管理士
食と健康の幅広い知識に基づき、健康食品に関するリスクやトラブルを防ぐための指導的役割を担います。
キャリア&カリキュラム
本学でどのような学びを重ね、どのような進路へとつながっていくのか。カリキュラム・シラバスで学修内容を確認し、キャリア&就職データで卒業後の姿を具体的にイメージできます。将来の目標に向けた道筋をぜひご覧ください。

